引越しシーズンは2月から4月、特に3月下旬に集中します。大学進学などで後半にならないと合否結果や新居が決まらない場合も多く、どうしてもこの時期に引越し件数が多くなります。大学生や新社会人は一般的に持っていくものは少なめです。単身パックが可能ならそれほど値段もかかりませんが、大きめの家具をいくつか持っていくだけで引越し代金が数万円上がる場合もあります。和歌山県では年間転出者の数が14,405人になっています。年間これだけの人が移動し、荷物もともに移動すると考えると、気が遠くなりそうな感じも受けます。引越しでは多くの人が荷物の梱包に手間取りますが、大きめの家具の分解や組立に手間取ることは、その時点になって気づく人も多いことと思われます。配送に都合がよく、保管時もできるだけ倉庫のスペースが小さくなるように、多くの家具は組立式になっています。購入するときの配送料もなるべく抑えられますが、自分で組立や分解をしなければならないという弊害もあります。複雑な構造で組み立て方を忘れてしまった、1人では大きな本体を支えられず不可能という場合もあるでしょう。引越しまで時間のない時にこのような事態になってしまうと慌ててしまいます。そんな時に力になるのが、家具の移動や組立を専用に行っているサービスの利用です。複雑な食器棚、大きくて重い本や収納棚などの組立や分解、家の中の移動などに利用することが出来ます。引越しの際意外にも、隣の部屋に移動したり、模様替えで部屋の中で別の場所に移動することなどにも依頼できます。和歌山県では主要都市の家具・家事用品関連サービスの年間支出が3,098円というデータがあります。全く使っていない人もいる中、平均でこの金額ということは、和歌山県では家の中の仕事をするサービス利用者が多くいることが窺えます。一人暮らしの女性やお年寄りなど、力が弱く大きな家具を動かすのは難しい人にはニーズがあります。