引越しの多い時期は日本各地で3月となっています。繁忙期に前後している2月や4月においても引越し件数が多くなります。シーズン中は引越し料金が平常時の1.5倍や2倍にもなります。石川県では、年間転出者数が18,585人になっています。石川県の人口がおよそ115万人なので、毎年人口の2%近い人数が移動することになります。その件数に対応する引越し業者が動くことになるため、非常に多くの作業が行われることになります。転居の際には、しなければならない様々な手続きや雑用がどんどん増え、実際に荷造りに使える時間は限られています。ものを梱包して箱詰めしたあと、最後に必要になるのが家具の分解や新居での組立です。上位の料金の高いプランにすると引越し業者がしてくれることもありますが、シーズン中で時間や人手に余裕のないときは各自でやらなければならない場合も多くなります。やってくれるはずだったのに予定外のトラブルによって時間切れとなり、分解されたままの家具が残されたというパターンもありえます。このようなときに力になるのが、家具の組立、移動、分解を専用にしてくれる業者です。引越し業者にやってもらえなかった場合、自力でやってみて無理だった場合にも、助けを依頼することが出来ます。他にも、大きくて重いタンスなどを下の階に下ろすなど、家の中の移動だけを頼むことが出来ます。新しく買った家具の組立にも利用する事ができます。このような、家庭内のちょっとした仕事を依頼できるサービスが最近は増えています。石川県では主要都市の家具・家事用品関連サービスの年間支出が5,168円に及びます。無形サービスの利用でこの額なら、意外と使われている印象もあります。サービス利用層に多いのはまず人手が足りない一人暮らしの世帯、力のない人が多いお年寄りの世帯や女性・子供しかいない家庭です。家族の平均人数が減っている現在は、このようなサービスのニーズが高くなってきています。