大阪府では年間転出者数が約15万人を数えていますが、転入者の数も同じぐらい多く、人口は現在のところ横ばい状態にあります。大都市圏であり企業や学校が非常に多いため、毎年3月～4月になると膨大な引越しの需要が発生します。このとき問題になるのが、ベッドや書棚など重い家具の移動や組立です。こうしたサービスは引越し業者でも受け付けていますが、シーズン中は業者も極めて多忙となり、十分に対応できないことが少なくありません。また少しでも引越し料金を安く上げるため、家具の移動や組立を自分で行なう方もいますが、途中で思うように設置できなくなってしまうこともあります。大阪府では、2010年時点で全世帯の35.8％が単身世帯であり、全国平均を上回っています。単身世帯数は137万世帯で、東京都に次いで2位です。さらに単身高齢世帯が43万世帯あり、これも全国2位となっていて、人口の割に多いのが特徴です。こうした傾向は、今後ますます強くなると予想されています。重量のある家具の移動も、多くの人数がいれば何とかなりますが、一人で行なうのは困難です。高齢者であれば、なおさら対処に困るでしょう。また最近では、インターネットショッピングで組立式の家具を購入する方が増えています。しかし説明書が不十分だったり、説明どおりにやっても上手く組み立てられなかったりするケースがよくあります。このようなときは、専門の業者に依頼するのが一つの解決法です。引越しや家具の購入だけでなく、部屋の模様替えをしたい時にも、移動組立代行サービスが利用できます。レイアウトの変更や部屋から部屋への移動など、ちょっとしたことから気軽に頼めて、料金もおおむね手頃になっています。大阪府にもサービスを提供している業者は数多くあるので、まずは相談してみると良いでしょう。その場合は電話で見積もりを取って、料金に納得できたら作業を依頼するという流れになります。